パローマ

カクテルブックを時折開いてみると、その半数以上がジンやウイスキーベースのドリンクで占めている。クラシックスタンダードの数は今後も変わらないため、改訂版を読めばその時代にどんな味もモノが好まれていたかは一目瞭然だが、そもそも母数の少ないテキーラベースのカクテル達はその中でも異質で、どの文献を見ても大差がない。
ストレートで飲むものだという認識が強かったスピリッツだからか(今でもその気はあるが)、現代でも振る舞われているのはマルガリータ、マタドール、そしてパローマくらいだろうか?
グレープフルーツジュース 同量
トニックウォーター ジュースの倍量以上
好みの量の塩をグラスの縁へ付ける
カクテル言葉は「正しさを伝える心優しき人」。メキシコではスクアートという炭酸飲料を使うのが一般的。
おおむね流通していないモノをバーテンダーが代用した結果として、”モーニ”スタイルの1種だとなっている。テキーラ特有のクセのある香りがアクセントとなりとても飲みやすいし、昨今徐々に人気が出てきている。